大きなカブを育てたい

アウトプットや記録の場として読んだ本や投資の事、食べ物の事など書いていきます。

【読書】インプット大全②LISTEN タイトルだけで今の自分にすぐ必要ないと決めつけてはいけない

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学び効率が最大化するインプット大全

講演を聞く事は読書以上に学びの効果が得られる

capter3はLISTENの項である。正直、LISTENに当たるようなインプットを現時点では行っていなかったし、馴染みが無い項目だったので飛ばして先に進もうかとも思ったが、次項のWATCHWATCHの半分はLISTENが構成しているし、最初から順を追って読まないとモヤモヤする気もしたので大人しく読んだ。しかし、前項で学んだ通り興味、目的に当たらないと自分が思っている項目はなかなかすんなり頭に入ってこない。前項のREADよりも読んでメモを取り終わるまでに時間がかかってしまった。しかし、インプットをモノにする上で大事な事がたくさん書いてあったし、自分でやってみようと思えた事もたくさんあった。

 

本は言語的情報のみしか得ることができないが、講演は非言語的情報(声の大きさやジェスチャーなど)も同時に得ることができ、同じ情報でも話者の温度が直接伝わってくる分記憶に残るという。授業や講演のメモを取るのは上手い方だという自負はあるので(ただ漠然と言われた事を片っ端から記録するのではなく、自分にとって必要な要点に絞ってメモを取る事が重要である。)この項目を読んで何かセミナーに参加をしてみたくなったが、なにぶんコロナ禍である。オンラインセミナーを探してみよう。

 

一方で、仕事の会議になるとまったく上手く”聴く”事ができていない事に気づいた。興味が無いからと言ってしまえばそれまでなのだが、疑問点がないから質問をしない、完全同意なので意見をしない、という事が多々あるが、それは聞いているつもりになっているだけで、本著によれば質問の無い人は理解0%、何が分からないかも分かっていない状態なのだという。耳が痛い。次の会議では3つ質問をできるように考えながら聴く。

困った時の同期、友人

困ったことがあった時に、上司や先生などの自分に取って上の人ではなく、同じレベルである同期や同僚、友人に質問、相談するといいと書かれている。

これは私にも覚えがある。私は新社会人になる人に対してメッセージを贈る際、「仕事の事で行き詰ったり悩みがあったら、同期や、全然違う業種でも職種でもいいから同級生に話してみるといいよ。大体皆同じ時期に同じような事で悩んでいるから。」と必ず伝えている。これは私の実体験に基づくメッセージなのだが、どんな名だたる大企業に入ろうとも、小さな会社に入ろうとも、民間だろうと公務員だろうとも、最初の内は大体同じような悩みが新社会人を襲うのである。仕事内容、人間関係、生活環境の変化…誰にでもある悩みだが、どうせならリアルタイムで経験している人と共有する方が例え解決せずとも、他に同じ悩みを抱えている人が今いる、と分かるだけで気持ちが軽くなるものだ。もっとも、数年経つと境遇が変わってきて共通の悩みが無くなっていくかもしれないが、そうしたら相談相手を現在似ている境遇の人に変えればいいのである。…その時ちょうどいい人が周りにいないと結構大変な事になるのも体験済みである。常に周りに目を配って自分に似た境遇の人を探しておくと、例え悩みを相談しなかったとしても自分の励みになるかもしれない。今思いつきで書いている事だが、戒めにしようと思う。

傾聴

また、このchapterで私にとって1番学びがあったのは傾聴について解説がなされている事だった。少し前に流行ったし、言葉自体は聞いた事があっても、「ちゃんと話を聞く」くらいのイメージしかなかったが、傾聴こそ今の自分に必要なものであると気づいた。もちろんこの本だけで傾聴を学ぶことは不可能なので今後の課題としたい。「学びたいことがあったらまず1冊本を買ってみる」前項で学んだことである。

傾聴についてもエピソードがあるが、それは傾聴に関する本を読んだ時にアウトプットしたいと思う。

 

余談

読書ができない人向けにオーディオブックが紹介されている。私は読書ができないわけではないが、何度も挑戦して挫折している小説がある。銀河英雄伝説である。

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ご存知の方も多いと思うが、宇宙にある2つの国同士の戦いの物語で、登場人物がとんでもない人数いる上に皆カタカナである。何度も何度もページを戻る羽目になる。電子書籍なら単語で検索できるので便利だと思ったが、結局読破できなかった。本で読んでいると分からない単語が出てくると戻りたくなるが、強制的に聞かされていれば戻ることもできないので先に進むしかなく、また、聞いている内に分かってくるようになるかもしれないとも思った。しかも幸いなことに銀英伝のオーディオブックが存在する。アニメのナレーションの声優さんが朗読さえているので、いつもの語り口で違和感もない。一度試してみようと思う。

kikubon.jp

 

今の自分に必要ない項目だと思っていたのに、重要な発見や学びがあり、こんなにブログの文章を書けるほどの気づきがあった。前項にもあったがフラットな視点で本を読むというのはこういった意味でも大事である。

今日は家で読んだので、読みながら自分にとって学びがある事項のメモを取り、ブログで触れたい部分には付箋を貼った。自分の”読み方”が段々形になってきた気がする。

 

【読書】インプット大全③WATCH 作品を理解するにはまず他者を理解する次回→

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bignakabu.hateblo.jp