大きなカブを育てたい

アウトプットや記録の場として読んだ本や投資の事、食べ物の事など書いていきます。

【読書】アウトプット大全①RULES あなたは読んだ本の内容を説明できますか?

インプット大全を読了したので、続いてアウトプット大全を読み始める。インプット大全のまとめはこちら↓

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刊行順はアウトプット大全の方が先だが、行動の流れとしてインプット→アウトプットの順なのでその順で読むことにしたが、どちらを先に読むべきかはアウトプット大全を読了した時に結論を出したいと思う。

 

学びを結果に変えるアウトプット大全
樺沢紫苑/2018年8月
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できる人ほど、アウトプットを重視している

「スポンジが水を吸い込むように記憶し、経験として蓄積できるのはせいぜい20歳まで。」以降は神経ネットワークの成長が終了し、アウトプット中心の学びに切り替えないとまったく覚えることができなくなる。それが脳の仕組みだという。

確かに、どちらかというと記憶力は良いという自負はあったが、大学を卒業して社会人になって以降の記憶は全体的に朧気である。読んだ本の内容も、自分がした経験も、その時は鮮烈に印象に残っても、今思い出そうとすると忘れている事がたくさんある。1番酷かったのは海外旅行で行った場所がどこだか忘れてしまっていた事だ(その旅行自体はとても楽しかったのだがグアムとサイパンのどちらだったかどうしても思い出せず、行った施設の名前を検索して思い出した始末だ)自分でも書いていて呆れる。たしかに旅行自体は楽しくても、それを日記などに残していないし、写真も撮りっぱなしで見返してもいない。アウトプットを全くしていなかった。記憶がないのは加齢のせいか、仕事に追い詰められていたせいかと思っていたが、どうにもそれだけではなさそうだ。

 

インプット=脳内の変化、アウトプット=現実の変化

インプットとアウトプットの違いと、アウトプットの重要性がこの定義付けによってはっきり理解することができた。インプット大全を読んでこうしてブログにアウトプットしてみていても、どうしてもインプット:アウトプットを3:7以下の比率にすることの重要性が分かっていなかったが。これで腑に落ちた。現実を変えたいのならアウトプットをしなくてはならないのだ。

教科書を読む(=インプット)よりもどんどん問題集を解いていく(=アウトプット)という言い換えも分かりやすく納得できる。学生時代参考書と問題集の両方を買うのはお金がもったいない気がしてどちらかしか買わない事が多かった事を思い出した。そもそも買って満足するタチなのでその時は気づかなかったが、参考書がないと問題が解けなかった時に調べることが出来ないし、問題集がないと本当に参考書の内容が頭に入っているのか確かめる手段が無い。インプットとアウトプットどちらが欠けてもいけないのだ。そして、インプットとアウトプットを繰り返し続けてこそ人は成長することが出来る。

 

インプットとアウトプットの間

アウトプットをしたら必ずフィードバックを行って次のインプットの改善策を考えなくてはいけない。フィードバックをしないとい同じことの繰り返しになってしまい、成長に結びつかなくなってしまうからだ。

フィードバックには短所を克服する方向性と、長所を伸ばす方向性の2つがある。短所を克服しようとすると精神力や時間がかかるので、長所を伸ばして自信をつけた方が良いと書かれている。これは少し意外だった。これを勉強に例えるなら、点を取れなかった所を克服して総合点の底上げを図ろうとすることがほとんどだったからだ。また、仕事面においても私はどうしても部下のできない部分の克服に傾倒してしまう。マイナスをゼロにすることが仕事においてまずスタート地点に立つことだと思っていたからである。もちろんマイナス部分を看過することはできないが、別途プラス面を伸ばしていく事についてよく考えた方が良いようだ。私の考え方が短所克服に集中しているので今後の私の課題とする。

 

読んだ本の内容を説明することができるか?

読んだ本の内容を説明することができないと、その本を読んだ事にはならない。本の内容を覚えてもいないし、理解もしていないからだ。そして、人に説明する前提で本を読むことで、緊張感をもって集中力を高めて読むことが出来る。

アウトプットとは書く、話すなどの身体を使って覚える運動性記憶に当たり、ただ黙読するよりもたくさんの神経を刺激するため記憶に残りやすくなるという。学生時代に英語や日本史や世界史の単語をひたすら紙に書き続けた事を思い出した。最初はappleすらおぼつかなかったが、覚えてしまえば忘れることなくいつでも書くことが出来る。

ふと、自分の本棚を見たがその中のどれだけの本の内容の説明ができるだろうか。漫画以外はかなり怪しい。そして、昨日まで読んでいたインプット大全の内容を人に説明できるか…考えて背筋が冷たくなった。2週間で3回アウトプットしなければ記憶から失われてしまう。1度アウトプットして終わりではないのだ。

アウトプットのメリット

アウトプットにはたくさんのメリットがある。掲載されている全てはここに書かないが、記憶に残る、現実が変わる、自己成長する等良い事づくめだ。

アウトプットは、行動が伴う分、時間と労力がかかる。習慣化していない内は大変に感じる部分もある。しかし、アウトプットをしないとインプットしたことを忘れてしまうので、インプットする意味が無くなる。大変だがやらなくてはいけない。

インプット大全を読み始めて、アウトプットを意識しながら生活し始めて十数日が経ったが、何かあればすぐ誰かに連絡したり、ツイートしたりブログに書いたりするようになった。アウトプットせずにはいられなくなるのである。今はコロナ禍で時間が取れるのでこうしてブログを書くことができるが、仕事が正常化したらそうもいかない。その時私は一体どうなってしまうのだろうか。元のアウトプットをしない、なんでもすぐ忘れる人間にだけは戻りたくない、いや、戻らないよう努力をしよう。

 

【読書】アウトプット大全②TALK 説明は最高のアウトプットトレーニング

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