学び効率が最大化するインプット大全
樺沢紫苑/2019年8月
どんな本?
インプットとはアウトプットを前提として行わなければならない。そうしないと記憶に残すことができない。インプットをするためにはアウトプットが重要である。一方で貧弱なインプットからは貧弱なアウトプットしか産まれない。どのような情報をどのようにインプットしていくかに焦点を置いたのが本書である。
まずインプットとは何か、インプットに必要な法則を解説した上で、読む・聞く・観る・ネットでの情報収集・セミナーなどで習うなど、各インプットの方法別に章立てて、そのインプット方法の性質やどのような点を心がけてインプットを行うべきか について書かれている。まさにインプットの手法について学びたい人の入門編であり決定版でもある。
総評
もうただの回し者みたいな評価になってしまったが、私にとってこの本は回し者にならざるを得ない程たくさんの得るものがあった。あと15年くらい早くこの本があったら自分の人生の歩み方も違ったものになっていたかもしれないと思わずにはいられない。
インプットの仕方に悩んでいる人、エンターテイメントの楽しみ方について考えたい人、インターネットやスマホ依存症の人、人との関わり方について考えたい人…この本は広く様々なテーマについて触れられているので、この本だけで答えを見つけ出す事は難しいかもしれないが、なにかしらのとっかかりとなるヒントを与えてくれる本であると思う。それから、本を読むのが苦手な人程読んで欲しい。きっと何か他にも本を読んでアウトプットしてみたくなるだろう。
1度読んで終わりではなく、折に触れて本書自体や気づきを書いたメモ、そしてこのブログ記事を読み返したいと思う。
「インプット大全」と「アウトプット大全」どちらから先に読むべきか、という鶏が先か卵が先か、みたいな問題がある。アウトプット大全の方が先に発行され、インプット大全はある意味アウトプット大全におけるインプットの項目の補足的な役割を担っている。しかし、行動する順序としてはインプット→アウトプットの順序であるのでこの順で読んだ方が良いのかとも思うし、一方でインプットはアウトプット前提で行わなくてはいけないので、やはりアウトプットの仕方も頭に入れておかなくてはならない。書いていて訳が分からなくなってくる。私は悩んだ末インプット大全から読み始めた。インプット大全の冒頭にはアウトプット大全の内容が2ページにまとめられて紹介されているので最低限の知識は頭に入れてから読み始めることが出来た。
この疑問の答えはアウトプット大全を読み終えた後に出すことにする。
この本を読んだきっかけ
本を読んでも映画を見てもすぐ忘れてしまうが、メモを取る習慣も身に付かず、どうにもいかなくなって困っていた時に本屋で見かけた
私が得た気づき・学び
・インプットはアウトプット前提で行う
・最も学ばなくてはいけないのは自分自身について
・人が賢くなるために必要なものは人、本、旅
もっとたくさんあるのだが、脳のキャパシティは3つが限界とのことなのでこの3つとする。
todo
・アウトプット前提のインプットの実践(なんでも!)
・ブログの継続
・自分の人生における目標のマンダラチャートを今すぐ作る
この本を読んでやりたいこと、やらなくてはいけない事がたくさん見つかった。全部を羅列するのは恥ずかしいのでブログには3点だけ挙げておく。本を読んで内容を実践してこそ。何度も書いているがくれぐれも忘れてはいけない。