大きなカブを育てたい

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【読書】アウトプット大全③WRITE 書く>話す

前回:【読書】アウトプット大全②TALK 説明は最高のアウトプットトレーニング 

 

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書く>話す

話すことは1番手取り早いアウトプットの方法であるが、書くアウトプットは話すことに比べて圧倒的に記憶に残り、自己成長を促すという。その理由は書くことによって脳のRAS(脳幹網様体賦活系)が刺激され、その対象物に対しての注意が向けられ、集中力が高められる。書けば書くほどRAsが活性化し、脳全体が活性化していくそうだ。たしかに、何か知らない単語を覚えようとしたらひたすら紙に書く以外に身に付く方法を知らない。見るだけではなく、書いて体と脳を使わなければ覚える事はできないのだ。

 

たくさん書く事の効用は単語だけではない。文章を書く技術もたくさん書いて、たくさんインプットして、また書くことを繰り返していくしか、上達の道はないのだ。スポーツが急に上手くなるわけがないのと同じで、脳の活動も反復したトレーニングが必要である。何事もインプット→アウトプット→フィードバックのサイクルを回し続ける事で人は成長していく。

 

ひらめきの寿命は1分

人は何かに気づいた時、脳の神経回路がつなぎ変わるそうだ。そしてそれを「アハ体験」と呼ぶ。ひらめいた瞬間に脳の神経回路の配線がつなぎ変わって新しい回路ができ、その直前までとは全く違った自分に成長しているという。しかし、その回路は放っておくと30秒から1分で消失してしまう。見た夢をすぐに忘れてしまうのと同じ原理である。その感覚と記憶を忘れてしまう前に記録をしておかなくてはならない。いつでも記録が出来るようにメモやデバイスは常に手元に置いておきたい。

 

ひらめきのプロセス

本書で紹介されているひらめきのプロセスがある。

①準備

資料を読んだり書き出してみたり、議論をしたり、徹底的なインプットとアウトプットを行う

②インキュベーション

問題を脇へ置いておく。ぼーっとする。

ぼーっとすることは時間が勿体なく感じてしまい、何かしなくてはと焦ってしまうが、ぼーっとしている時こそ脳は活性化しているのだという。今までの記憶を整理・統合したり、様々なイメージや記憶を想起させながらこれから起こる事に備えているのだ。記憶の統合や想起こそ、思わぬ断片が繋がってひらめきへとなるのだろう。

つい空き時間にスマホをチェックしてニュースなどを詰め込もうとするが、それは脳のためには全く良くないことで、脳を疲労させるだけでなく、機能を低下させるという恐ろしい結果に繋がる。時間に追われて余裕がない時こそ、ぼーっとして脳を整理する時間が必要だと言える。

③ひらめき

そうしていると①で温めていたアイディアが孵化(インキュベーション)し、ひらめきになる。ひらめいたら忘れない内に記録しなければならない。

④検証

ひらめいたからといって必ずしもそれが適するとは限らない。検証をしなくてはならない。

 

ただぼーっとしているだけでひらめきが起こる事もあまりないだろう。徹底して問題に立ち向かい、インプットとアウトプットを繰り返し、そして脳を活性化させたその先にひらめきがあるのだ。

 

1冊のノートに全てをこめて

ノート術や手帳術に関する本はこの世に大量に存在する。学生時代から様々な書籍に目を通してきたが、100人いれば100人のノートの書き方があり、誰かの手法がそのまま別の誰かに当てはまるとは思えない、という結論に至った。

ノートをきれいに書いてSNSにアップして人に見せている人もたくさんいる。そんなノートには憧れるが、現実問題として毎日きれいにノートを書いたり飾ったりしている時間はないし、センスもなければ絵も上手くない。真似のしようがない。

ノートの書き方が違うように、ノートの目的も人によって違う。自分は誰かに見せるためではなく自分のために必要なノートを作ればいいのだ。

 

今まで様々なノートを試してきたが、私流のノートの選び方と、今1番私にしっくりきている物を紹介したい。

①ノートの選び方

なにより書きたい時に手元にないといけないので、常に持ち歩けるサイズ、重さでなくてはいけない。これはライフスタイルやカバンの大きさ等、人によって異なる。また、持ち運びやすいからといって小さすぎると書きにくいし、ページがすぐに埋まってします。これもその人の字の大きさや書きたい分量にもよるだろう。大きすぎてもページを埋めきれない場合がある。

それから紙質。これも好みと使用するペンの相性による。私は白い紙が好きなので色の付いた紙のノートは使わない。逆に色付きの紙が好きな人もいるだろう。水性インクを使うなら裏写りしないものを選ばなくてはいけないし、油性やゲルボールペンなら薄くても大丈夫だ。

表紙も丈夫な物が良いがケースに入れれば柔らかい表紙でも大丈夫だ。私はビニールのケースにペンとノート、持ち運べるマスキングテープと両面テープ(後述)を持ち歩いている。

上記の条件から私はこちらのノートを使っている。

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特徴はノートのページが365ページあり、1日1ページ使って丁度1年分になる。365ページもあると厚く重くなってしまうものだが、使用している紙が薄い紙のため、ページ数の割りに厚みも重さもかなり抑えられている。さらに1/2のページ数のものもあるので、そちらの方がより持ち運びには向いているだろう。

用紙の上部に月と日をマークできる他、縦軸にも8~21までの数字がふってあるので、手帳としても使用できる。方眼入りだが、線の色が薄いので邪魔にならない。

私は記録用のノートとして使用しており、見た映画や本の感想の記録、何かで得た知識、今後のtodoなど、なんでもこの1冊に書いている。そして書いた日付をマークしている。

なんでも1つのノートに書いてごちゃごちゃのノートになってしまう事に対して最初は抵抗感があったが、ノートごとにテーマを分けたところで全部のノートを持ち歩くわけにもいかないし、ノートを使い切るのに何年もかかってしまう。とにかく持ち歩いて書くことをいつでもできるようにする事が大事なのだ。それに、いつ何を考えていたか時系列で追えた方が、時期と結びつけることで後々探しやすいし思い返しやすいのだ。

②ノートの相棒

ペン

どんなペンで書くかも大事である。書く事に対してストレスを溜めてはいけない。ペンの話を始めるとまた長くなってしまうので私のお気に入りを紹介するにとどめるが、ペン選びもその人の筆圧や字の大きさなどによって千差万別なので、片っ端から試し書きをするのが1番手っ取り早く自分に合ったペンが見つかるだろう。

私が1番好きなのはSARASAだ。名前の通りサラサラとしたインクでスムーズに書き上げることが出来る。通常使うのは0.5mmだが、しっかり書きたい時は0.7mmを使う。書き応えがあって良い。また、クリップがしっかりしていて壊れにくいのも良い。

最近はこのビンテージカラーの色合いが絶妙なニュアンスでとても気に入っている。

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 マスキングテープ/両面テープ

映画やコンサートの感想を書く際、半券をノートに貼り付けている。家に帰ってからやろうとすると忘れたり、ポケットに入れたままグチャグチャになってしまったりするので、マスキングテープと両面テープを持ち歩いてすぐに貼ることにした。といってもあのロールのまま持ち歩いてはかさばるので、シート状になっているものだ。

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ケース

これも人それぞれで必要ない人もいるだろうが私はペンとノートをひとまとめにしたいのでビニールのケースを使用している。軽さ重視だ。

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 お気に入りのノートとペンが手元にあったら、何か書きたくなる。何かを書くためにインプットをする。そんな邪な動機でもインプットをアウトプットのサイクルを回せるのならアリだと思う。

 

次回:

【読書】アウトプット大全④DO 自己成長しているつもりになって自己満足していないか?

 

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