大きなカブを育てたい

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【読書】アウトプット大全④DO 自己成長しているつもりになって自己満足していないか?

前回:【読書】アウトプット大全③WRITE 書く>話す 

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行動しなければ何も変わらない

ここまで、アウトプットの方法の内話すと書くについて解説がされてきた。最後はDO、行動する、である。いくらインプットをしてアウトプットを行う事で知識を記憶したところで、実践をしなければ現実世界では何も変わらないのだ。

これは私にも自覚がある。私はおそらく健康法やダイエット法などについて人一倍詳しい自信があるが、ほとんど実践していないのですごく健康なわけでもなければ、決して太ってはいないが特別スリムなわけでもない。そのくせ人に聞かれたらドヤ顔で解説している。

本書ではそういった人について「自己成長ではなく自己満足しているだけ」と切り捨てている。これは私にはとても刺さった。ただちょっと物知りになってその気になっていただけなのである。何も知らないよりはいいかもしれないが、実際健康でないのならば知っていても意味が無いのだ。

ただ、実践するにあたって1番必要なのは時間とやる気である。本書ではその創出の仕方にも触れられており、隅々まで行き届いている。

例えば運動であればまず運動をする時間を忙しい日々の中で見つけなくてはいけない。それについて本書はアウトプットの時間が取れなければインプットの時間を減らすように書かれている。今まで散々言われてきたように、アウトプットしないインプットは忘れてしまって意味が無いので、する必要がない。それならば1つのインプットを身に付くまで徹底してアウトプットするべきなのである。

次に、普段運動しない人がいきなり運動をしようと思っても立ち上がるのも億劫で、やる気なんか出ないものである。これは色々な所で聞くことだが結局のところやる気はやり始める事でしか出てこないのある。経験上、変に気合を入れれば入れる程億劫になる。何事もなんとなくヌルッと手を付け始めるのが秘訣であると思っている。やらない理由探しを始めてしまうともう絶対にやらなくなるので、あれこれ考える前に手に持っているスマホを置いて取り掛かるべきである。

それから、目標を定めるのも非常に大事だ。筋トレしよう、と思ったところで、具体的な目標もなくただ毎日辛い思いをしながら筋トレをしても続くはずがない。目標を立てて進捗を記録しながらフィードバックを行い、継続していく。目標に近づいていくのが視覚化されれば楽しくなってモチベーションも上がる。継続するためには楽しむことが必要不可欠だ。

私はこの2か月程リングフィットアドベンチャーで運動をしている。

リングフィット アドベンチャー -Switch

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もともと運動は全くしないタチで、筋トレもろくにできない。しかし、ゲームを攻略するためには自分自身が走らなくてはいけないし、筋トレをしないと敵が倒せない。運動が苦手でも面倒でも、このゲームを進めるためには運動をしなくてはいけない。

正直2か月続けてもあまり数値的な結果は出ていないが、ストーリーの先が気になる、(かといってそんなにものすごく面白いストーリーなわけではない)というゲーム性のお陰で継続する事が出来ている。ちなみにwii fitもかつてやっていたが、淡々と運動をするだけなのですぐに飽きてしまい、続けられなかった。

目標を達成していけるか、やる事に対して楽しさを見出せるか、そのどちらかが無ければ何かを継続する、というのは難しいだろう。また、やりたくもない事をやり続けているとストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されて記憶力が低下していき、さらには脳細胞が死んでいくという。

私にとってのリングフィットアドベンチャーのように、運動を嫌々やるのではなく、やり方や見方を変えて楽しみを見出せばストレスは感じない。そして、手を変え品を変えても楽しみが見い出せない事であるのならば、やらない方が身体と脳のためには良いのだろう。…私の場合、仕事がその領域に入ってきているので困っている。

 

我慢の美徳の呪い

日本人の共通認識として我慢することが良い事、とされてきている。子供が転んでけがをしても、泣かなければ偉いと褒められる。自分が楽しく遊んでいたおもちゃを自分より小さい子が遊びたがったら遊ぶのをやめてその子に貸してあげると、偉いと褒められる。もしくは大人に強制的に取り上げられる。小さい頃からそのようにして我慢することが偉い事、良い事と刷り込まれる。そうして大人になって、社会に出ても我慢して辛いことをしている人が偉い、と評価をされてしまう事が往々にしてある。能力や出した結果よりも我慢、という精神論によってしまう。そして、自分が我慢しているんだからとその我慢を周囲に強制していくことで、皆が皆我慢をする。皆が皆ストレスを溜める。この悪い状況を変えようとした所で行動を起こすと、出る杭は打たれる。こんな不健全な環境が社会においてはあまりにもよくある事で片づけられる。

話が逸れてしまったが、とにかく日本人は我慢をする。我慢をするとストレスホルモン「コルチゾール」が分泌される。コルチゾールの高値が続くと海馬が委縮する。逆に泣くと涙にはコルチゾールの分泌を促すACTH(副腎皮質刺激ホルモン)が含まれており、ACTHを外に排出するため、ストレスを発散することが出来る。零れ落ちそうな涙をこらえて飲み込むとACTHは再吸収されるのだろうか…?

何かストレスを抱えた時に、泣かなかったとしても、言葉として文章として吐き出すだけでもストレスが軽減されるのだという。例え吐き出すことで状況が変わらなかったとしても効果はあるのだという。私は涙腺がかなり頑丈な方なので大変有難い。

 

コルチゾールと副腎疲労

ーここからしばらく余談ー

ここで、少し自分の中で分からない事が出てきたので調べてみた。コルチゾールは聞き覚えがあったが、それは副腎疲労について一時期よく調べていたからである。副腎疲労は副腎がコルチゾールを分泌できなくなることで起こる病気ではなかっただろうか?本書ではコルチゾールは無い方が良いように書かれているが果たして…?

色々調べてみたが、医学の専門知識はさっぱりなので分からない事も多く、また、副腎疲労はエセ医学だ、なんて意見もあるので(医師が知らないニセ医学 その5 副腎疲労、ってなんじゃ!!?? | 五本木クリニック)とりあえずは以下の記事を参考にして自分を納得させた。

style.nikkei.com

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まず、コルチゾールとはストレスを受けた際にそのストレスに身体が対抗するためのホルモンである。ストレスを受けた時だけでなく、運動後も値が上昇するという。しかし、このコルチゾールが長期的に過剰分泌されると、海馬が委縮してしまう。また、必要な時に必要なホルモンを産生することが出来なくなる。すると、同じく副腎で分泌しているアドレナリンやドーパミンなどの分泌にも影響してくるため、疲れが取れなかったり、うつ状態になったりといったいわゆる副腎疲労の状態に至るという。

どうやらコルチゾールが直接うつ状態などに作用しているわけではなく、過剰分泌により副腎を疲労させることで別のホルモンに間接的に影響しているようだ。そしてコルチゾールの数値を量る事で、副腎の働き度合いを測定する、と私は理解した。間違っていたらご指摘頂けると有難いです。

www.saiseikai.or.jp

 

と思ったら、コルチゾールには血圧や血糖値を維持・上昇させる機能もあるらしいのでやはり一定量はなくてはいけないらしい。あくまで長期に渡る過剰分泌が悪いようだ。

ー余談ここまでー

 

とにかく完成させる!

原稿や資料など、何かを作る際はとにかく出来は30点でいいので完成させることが大事であると書かれている。

身に覚えがとてもある。私は完璧に仕上げたいタチなので、1から丁寧に作ろうとして時間がなくなってしまったり、途中で面倒になって諦めたりすることがとても多い。

とにかく手を付けて、最後まで終わらせる。終わりの見通しのないまま何度も何度も同じところを手直しするより、1度ゴールが見えてしまえばそこに肉付けしてブラッシュアップしていく作業を繰り返せば完成する。

このブログも勢いで書いてとりあえず出しているので出来は30点だろう。たまに読み返して直すことで復習とブラッシュアップができる。そうして少しでも完成度を高めていきたい。

 

次回:【読書】アウトプット大全⑤TRAINING まずは日記を書こう

 

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bignakabu.hateblo.jp