大きなカブを育てたい

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やすらぎの里で断食してきた⑥断食3日目~体調不良、そして回復~

断食3日目。低血糖の洗礼を受けつつも、なんとか持ち直して充実した1日を過ごした。

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低血糖の洗礼

5:30に自然起床。

目はパッチリ覚めているが体の様子がおかしい。だるくて起き上がれない。

やっとの思いで体を起こし、携帯のアラームを解除しようとするが、手が震えて上手くできない。さらには水を取ろうとしてぶちまけてしまった。

あからさまな低血糖の症状だ。

生姜湯を飲むために食堂に行こうにも立ち上がることもままならず、最低限の身支度も出来ない。ベットの横にある洗面台すら遠く感じた。

生姜湯の粉自体は手元にあったので、それを粉薬のように口に入れた。

かつてコナンが血糖降下剤を飲んで自殺を図った人の口にグラニュー糖を入れまくっていたのを思い出す。

 

なんとか食堂までたどり着き、具合が悪くなった時の切り札、梅干しを食べる。しょっぱい。とにかくしょっぱい。

濃いめの生姜湯も流し込み、なんとか動けるようになったので朝の散歩へ。

 

辛い朝散歩

前日の散歩で汗だくになったので薄着で行ったところ、この日は気温が低く、さらにバスの窓が開いている席にあたり、ずっと風にさらされていたため凍えた。

さらに散歩中も強い風が吹いており、とても辛い散歩になった…

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秋らしいうろこ雲の下に田園風景が広がる。

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帰りは、歩き足りない人は途中でバスを降りて徒歩でやすらぎの里まで戻ることに。私は大事を取ってバスで戻った。大半の人が徒歩で戻って行った。

 

戻ってからは気功体操の時間だったが、調子が悪いので食堂から眺めていた。

気功体操を見るのは初めてだが、動きや手付きが独特で明日以降できるのか少し不安になった。

 

朝のドリンクは豆乳甘酒。

といっても、豆乳に対して甘酒は少しの割合しか入っていないため味はほぼ豆乳だ。甘酒のほのかな甘さに生姜が効いていてとても美味しい。

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ドリンクを飲んだ後小1時間程寝たら、元気になった。昨日の豆乳味噌汁は恨めしかったが、豆乳甘酒はとても美味しく、回復のきっかけになった。さすが飲む点滴である。

 

朝食はグリーンスムージー

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しかし、何を隠そう私はバナナが苦手である。

グリーンスムージーがメニューに組み込まれているのを知った時、バナナが入っている事は想定していたが、この極限下でバナナが好きになったりしたら儲けものだな、と思ってありのまま受け入れた。

結果としてバナナはバナナだったし、オレンジの方がたくさん入っているはずだがバナナが全てだった。心を無にして飲んだ。バナナとの和解は叶わなかった。

 

通常の施術を受ける。

今日の施術はヘッドマッサージか腸マッサージのどちらかを選べる日だった。

眼精疲労もひどく、頭が凝り固まっている事を自覚していたので、迷わずヘッドマッサージを選んだ。リピーターの方にもヘッドマッサージの方が良いと言われた。(しかし、その方は腸マッサージを選択していた)

その日の施術は噂のゴッドハンドだった。

なんかすごいことになるかと思いきや、意外とソフトタッチの施術だった。半分寝ているような状態に陥ったため、記憶があまり無いが終わった後は頭も首もスッキリしていた。

 

この頃には朝の不調は完全に消えていた。空腹感はある。

 

ドライブでリフレッシュ

3日目の目玉はドライブ。観光名所に連れて行ってもらえる。

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まずは姉妹館である養生館へ。

姉妹館と言っても、元本館であるため歴史は現本館よりも古い。

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出されたスペシャルドリンクは焼きリンゴティー

入っている果物も食べて良い。

 

さらには特別に、とコーヒーまで用意されていた。

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いきなりこんなに甘やかされていいのか…?

と思いつつ結構な勢いで食べてしまう。りんごの自然な甘さが染みる。

「おかわりもありますよ」と言われてネットで有名なカレーのおかわりをしていい漫画がよぎった。

 

久しぶりのコーヒーはミニチュアサイズのカップだったが、それでも大満足だった。

ブラック派だが、胃の負担を危惧して豆乳を入れた。

 

そして養生館の自慢の展望露天風呂。

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↑これは水風呂。サウナがある。

大島を眺めながら湯に浸かる事ができる。

3館ある中で養生館が1番好き、という方がいるのもうなずける。

 

続いては大室山のふもとにあるさくらの里へ。

itospa.com

春は大室山をバックに桜が見事に咲き乱れるようだ。

しかし、今は10月。葉すらまばらだ。

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なんの見どころも無いかと思いきや、十月桜という春と秋に2回咲く品種が少しだけ花を咲かせていた。

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大室山とうろこ雲。空がひたすらに広く、どこまでも雲が広がっている。

続いては写真を取り損ねてしまったが旅の駅ぐらんぱるぽーとでのお土産購入タイムだった。ぐらんぱるぽーとではクレジットカード、paypayでの支払いが可能。もちろんGoToのクーポンも使用できる。

granpalport.com

断食3日目の身でのお土産選びは難儀だった。どれも美味しそうに見えて、食べたくなってしまう。結構な量を買い込んでしまった。品揃えも豊富なので、ここでお土産を買い揃えてしまう方が楽だ。

 

最後に向かったのは吊橋だ。

www.jalan.net

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絶景だった。(けど思ったより写真撮れてなかった)サスペンス劇場の世界観だ。

 

さらに、見晴らしの良い場所で「悩みを相談しよう」みたいなことが書かれている看板を見つけてあれこれ想像してしまう。

 

3時間ほどのお出かけはあっという間で、昨日の夕食の絶望感や朝の体調不良で滅入っていた気持ちをリフレッシュする事ができた。

部屋の中にお土産のお菓子が大量に鎮座することとなったが、これは自分との戦いである。

 

17:00から整体ヨガ。なんとも盛りだくさんの1日だ。

簡単な動きで自分で自分の体を調整する。これを会得すれば整体にかかる回数を減らせるかもしれない。真剣に受講した。

太ももの裏を伸ばす動きが誰よりもできない。自分の倍以上お歳を召した方の方がよっぽど柔らかかった。毎日欠かさずやる事にする。

 

18:00から夕食。断食中の食事(矛盾)はこれで最後だ。

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かぼちゃのすり流し味噌汁。

これまでの汁物は出汁の味だけはものすごくあったがそれ以外の味がほとんどなかったのでかぼちゃの味がすることがまず嬉しかった。相変わらず塩気はほとんどないものの、本当に嬉しかった。

汁にとろみがあるので、「食べている」という感覚が強い。飲みごたえが全然違う。

量も今までよりも多かったので大満足だった。

 

朝の絶望的な不調はどこへやら、とても元気になったので、急いでお風呂に入って安眠ヨガをした。「やすらぎ」というか、思ったより忙しい。

 

いよいよ翌日からは回復食が始まる。断食も辛いが回復食も辛いという噂も耳にしたが果たして…!?

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