日本橋というか三越前界隈で三井財閥の富と権力をこれでもかと活用したようなイベントが催されていたので行ってきた。
歴代もオリンピックで使用された聖火リレー用のトーチとメダルを生で見ることができる。
アゴラ
アゴラとは、古代ギリシャの街にあった広場のことで、人々が集まり飲食や意見交換などをしていた活気あふれる場のことだ(世界史で出てきた気もする)
日本橋にそのアゴラを作る、というのが今回のイベントのコンセプトで、スポーツと文化の融合、促進を目的としている。
様々なプログラムが各所に用意されていたが、なんといっても目玉はオリンピックスピリット展。
完全予約制だがなんと入場無料で歴代のオリンピックのポスターや聖火リレーのトーチ、授与されたメダルを見ることができる。
しかもこのご時世への配慮としてバーチャルで展示を見ることもできるので遠方の人にも優しい。
(というか、バーチャルの方がトーチの素材や各大会のエピソード等詳しいデータが記載されていたり、メダルも裏表両面見る事ができるのでかゆい所に手が届いている気がする。実際に行った人にとっても新しい発見があるのでバーチャルツアーも見てみてほしい)
正直バーチャルツアーで事足りてしまう気もするが、せっかく実物を見てきたので紹介したいと思う。館内は写真動画撮影自由とこちらも太っ腹だった。
いざオリンピックスピリット展へ
事前にWEBで予約をし、指定された時間にQRコードを提示して入場する。
期待が高まる入り口。
ふと右横に目をやる。入口と出口は共通で、右手側は出口に通じている。
トーマス・バッハ
ズッコケた。出落ちの極み。
気を取り直して先へ進むと、歴代の公式ポスターのコーナーだ。
全大会の公式ポスターを見ることができる。
個人的に気に入ったものをいくつか紹介。
1948年 サンモリッツ大会。かわいい。
1968年グルノーブル大会。疾走感が良い。
1998年長野大会。良い…。イラストのものがほとんどなので写真は珍しい。
気に入ったものが冬季のものばかりになってしまったが、全貌はバーチャルで見ることができるのでぜひお気に入りの1枚を見つけてほしい。
そして我らがTOKYO2020
こんなのあったっけ…でもかっこよさはある。レオナルドダヴィンチ的な。
(このイメージ)
続いてトーチ。
光源との兼ね合いで上手く写真が撮れなかった。
個人的お気に入りデザインのシドニー大会。
こちらがTOKYO2020
トーチに関してはバーチャルツアーにそれぞれのトーチの素材や使用されているエネルギー、仕掛け、エピソードなどが細かく紹介されていて面白かったのでバーチャルツアーを推したい。
お待ちかねのメダル
続いての部屋が開会式で使用された衣装の展示があり、(2020年東京大会のものはない)(写真撮り忘れたけど北京の衣装がなかなかすごかった)その先にお待ちかねのメダルの展示がある。
本日の主役。かっこいい。
もちろん1番人気で写真を撮るのも一苦労だった。
メダルは四角とは限らない。
ダントツで美しくてかっこいい長野大会…惚れ惚れする。
そしてこのメダルを取り囲むように壁面に展示があり、様々なオリンピアンのスピリットを感じるエピソードが紹介されている。オリンピックといえば利権と賄賂だが、戦う選手たちは美しいのだ。
最後に動画を見て、入口でネタバレしてしまったバッハに見送られながら退場となる。
おそらくコロナ対策として滞在時間を減らすためにキャプションも少なく、だいたい30分ちょっとで見て回れた。
何度も書いているがバーチャルツアーで細かい情報を改めて知ることができるので、帰ってからも楽しめる。
会期は8月15日までだが、こちらのサイトは末永く残してほしいと思う。
推しのお茶屋さん
余談だが、1つ下の階の誠品生活のフロアにあるお茶屋さん・王德傳(ワンダーチュアン)はオススメなのでぜひ立ち寄って欲しい。店舗は日本国内ではコレド室町テラスのみだ。
隣の三井タワーも忘れずに
隣の日本橋三井タワーでは巨大な金メダルが展示されているのでそちらも必見だ。