一連の断食関連の記事の後が食べ物の記事かよ、って感じではあるがいつか行ってみたいとずっと思っていた2店舗についに行くことができたので記録として残しておきたい。
おにぎりぼんご
テレビでもよく紹介されており、世の中のおにぎり専門店の中ではかなり有名な店なのではないだろうか。私が知ったのもテレビで見たからだ。
テレビやクチコミでの情報を見ても「開店から閉店までいつも行列ができている」「休日は果てしなく並んでいる」など、とにかく人気店であることが伺える。
しかし、あくまでおにぎり屋である。おにぎりなんてそこら辺のコンビニでいくらでも買えるし、自分で作ることだってできる。おにぎりを貶めるつもりは全く無いが「たかがおにぎり」に何故そこまでの列ができるのか不思議で仕方なかった。
ぼんごの特徴
もちろんぼんごのおにぎりはただのおにぎりではない。まな板の上でご飯を寄せ集めるようにして握る事により、米が潰れずふんわりとした食感になる。もちろん米、海苔、塩にもこだわっており、それぞれ新潟岩船産コシヒカリ、有明海苔、沖縄の塩が使われている。
さらに特筆すべきは具の種類の多さだ。全部で54種類あり、さらに2種を組み合わせたり、具の量を倍にしたりもでき、自分だけの楽しみ方ができる。
ぼんごのおにぎりは大きく、食べられても3つが限界なのだが食べてみたい具はたくさんあるので悩みに悩んだ。
1番高いのは筋子560円だが、コンビニのおにぎりとは比べ物にならない量の筋子が入っているので損した気にはならない。
具は種類だけではなく、おにぎりの中に入っている量も多い。おにぎりをどこから食べても具に当たるようになっている。
フルーツすぎ
たしかtwitterでバズっていて見つけたのだったと思う。
見た目のインパクトがすごいパフェを提供するお店だ。
本日のパフェの時間内でのご案内は終了となりました、ありがとうございました!
— フルーツすぎ 東京大塚 (@fruitssugi) October 27, 2020
朝早くからお並び頂き誠にありがとうございます!
引き続きフレッシュジュースは販売いたしております😁
ご来店をお待ち致しておりますの pic.twitter.com/d6ul5HQkCj
明日9/21(月)敬老の日より
— フルーツすぎ 東京大塚 (@fruitssugi) September 20, 2020
果物屋さんのこだわりパフェ
『 ぶどうの宝石箱 』🍇
をご提供致します
私の思うまま
12種様々ぶどうを盛り込みお作りしました🥳 pic.twitter.com/VTgVgIr7T0
フルーツ屋さんの店内であるため、座席が2テーブルしかなく、開店前から客が並んでいる。1日に提供されるパフェの数に限りがあり、少ない物は数杯しか無いため、絶対に食べたいパフェがある場合は並ぶしかない。
フルーツ屋さんなので見た目だけでなく、使われているフルーツも選び抜かれたものだ。
私はいちじく3種の食べ比べができる「いちじくのブーケ」が食べたかったので朝から並ぶことにした。
フルーツすぎのシステム
当店のシステムについて書いてみました。
— フルーツすぎ 東京大塚 (@fruitssugi) June 4, 2020
よかったらご確認ください😁
文字が小さくて見づらくなり申し訳ございません😢 pic.twitter.com/7juyr0RMqR
フルーツすぎは事前の予約などはできず、当日開店時に並んでいる人から順に案内されるシステムで、3組目以降は整理券をもらい、指定された時刻に戻ってくる仕組みだ。
整理券をもらう時に希望のパフェも伝える。
開店時間は平日は12:00で土曜が11:00だが、お店のtwitterに平日でも「朝早くからお並び頂き~」と書かれている事を見るに平日でもなるべく早めに行った方が良さそうだ。
いざ行列攻略へ
フルーツすぎで整理券をもらう
ぼんごはいつ行っても並んでいるようなのでまずフルーツすぎでの整理券ゲットを目指す。
開店1時間程前にお店に到着。正直、「1番乗りだったらどうしよう…1時間もあるしちょっと気まずいなあ」なんて思いながら行ったのだが全くの杞憂だった。
既に4組も並んでいた。
前4名くらいは座って待てるが、それより後ろは立って待つ。
さらに運の悪いことに雨が降ってきた。自分より前の人の頭上には屋根があるが、私から後ろは無い。傘をさしてじっと待った。
そもそもお店の前もそんなに並ぶスペースが無く、あまり快適ではない。車も通る。
雨とはいえ、気がつけば後ろにも4組ほど並んでいた。
11:30頃、整理券が配られた。
私は5組目で、13:30入店を告げられた。限定5杯だったいちじくのブーケにもギリギリ間に合った。
既に達成感を感じつつも、2時間あればさすがのぼんごでも大丈夫だろう、と早速ぼんごに向かった。
いざぼんごへ
フルーツすぎとぼんごは徒歩3分程の距離なのであっという間に着く。11:40過ぎに到着したが、15名程並んでいた。11:30開店なのでまだ1巡目が入ったばかりだ。だが、15名ならすぐに入れるだろう、と思ったが甘かった。
詳細を書くとただのグチなので手短に済ませるが席数が少なくて行列ができている店ではダラダラ喋ってないで手を動かして食べようね、メニューはサイトに載っているから席に座って初めて1から考えるんじゃなくて長いこと並んでいるんだしあらかじめ見当くらいはつけようね。と言いたい。
11席くらいしか無いのでそういったグループが数組いるとまったく列が進まない。結局入店までに40分以上かかった。
常に行列ができている忙しいお店だが、お店の方の接客や手際はテキパキとしていて感じも良い。
悩みに悩んで今回注文したのは人気No.1の組み合わせ、筋子+さけと明太クリームチーズととうふの味噌汁のセットだ。
先に味噌汁が出てくるので飲みながら待つ。ねぎととうふがたくさん入っている味噌汁だ。
注文から5分程でおにぎりが来た。
コンビニのおにぎりの1.5倍程の大きさがある。
早速1口頬張る。ギュッと握っていないので米が潰れておらず米粒の形を感じる。崩れそうで崩れない、絶妙な加減だ。巻かれている海苔も美味しい。そして想像以上に具がたっぷりと入っている。
コンビニの筋子おにぎりなんてかけら程度しか筋子が入っていないのに、ぼんごのおにぎりは中から筋子が溢れ出してくる。明太クリームチーズも明太子の辛味をクリームチーズでマイルドにするか、と思いきやどちらも同じくらい主張しあって上手く一体化していて人気があるのも頷ける。
ちなみに味噌汁はおかわりができる。
食べ終わったら席で支払いをする。
並び初めてから退店まで大体1時間程度だった。
確かにぼんごはおにぎり界ではトップクラスだった。独特の握り方から生まれる食感、米、海苔の美味しさ、具のバリエーションと量…なかなかぼんごに匹敵する店はないだろう。
ただ、あくまでおにぎりの中のトップなので何時間も並んでまでおにぎりを食べたいかというと…そこまでの情熱は持てないかもしれない。
ただ、他にも食べてみたい具はたくさんあるのであまり混んでいない時を見計らってリピートしたいと思う。
時間があったので適当に散歩したりして時間を潰す。
普段まったく来ない場所なので新鮮で面白い。気になるお店がいくつかあった。
気になるお店
大塚駅からフルーツすぎまで行く途中にあるお店。タピオカではなくお米のドリンクだ。かなり気になり、入る一歩手前までいったがお米はぼんごでたくさん食べたので今回は断念した。
こちらは大塚駅からぼんごに行く途中にある。
やたらきれいだな、と思ったら卓球バーだった。飲み会やったら楽しそう。
フルーツすぎでパフェとご対面
時間まで店外のベンチで待ち、時間になったらついに店内へ。
カウンターの奥で自分に提供されるであろうパフェが丁寧に丁寧に作り上げられていく。その後姿を見ているだけで否が応でもテンションが上がっていく。
そして…目の前にパフェが…
まさに芸術作品。
世の中にいわゆる「映える」パフェはたくさんあるが、食べ物である以上見た目だけでなく味も大事である。その点、フルーツの美味しさも折り紙付きだ。
3種類のいちじくの味や食感、甘さ、風味の違いを集中して感じながら食べ進めていく。やわらかいいちじくに対してりんごのシャキシャキとした食感が箸休め?的になり、良いアクセントだった。さらに下にはグレープフルーツのゼリーと刻んだいちじく、りんごが入っている。このゼリーも美味しい。
夢中で食べ進め、あっという間に無くなってしまった。
入店から退店までものの10分程度。しかし、満足感で満ち溢れていた。
また好きなフルーツのパフェが登場した時に行きたいと思う。
そう遠くない場所だったとしても普段行かない場所に行くと色々な発見があったり体験ができると改めて思った。気になっているけど行けてない場所がまだまだたくさんあるので今後もチャレンジしたいと思う。
マンゴーパフェを求めて再訪!(2021年2月4日追記)
フルーツすぎの魅力を再確認
フルーツすぎのマンゴーパフェの写真を画像検索か何かで見掛けて絶対に再訪しなければと意気込んでいたが、無事に食べる事ができたので記録しておく。
インカの秘宝マンゴーパフェ
凄まじいインパクト…!!
これだけたくさんのマンゴーが積み上がっているので飽きないようにと、ライムが付いてくる。マンゴーに飽きてきたらライム果汁を付けて味変するよう説明を受けた。
完熟のマンゴーはジューシーで濃厚な甘さがある。甘さの概念とも言うべき存在だ。
無類のマンゴー好きである私はまったく飽きることはなかったが、試しに付けてみるとライム果汁の酸味と風味がマンゴーの甘さに加わるとよりマンゴーを引き立ててそれはそれで美味しかった。
フルーツすぎに再訪して思ったのは、これだけ人気のお店なのに決して驕ること無く、客にも、もちろんフルーツにも誠実で、1人1人の客に対して丁寧に、時にフランクに(それもまたいい味を出している)接する姿に心惹かれた。フルーツすぎの魅力はフルーツだけではない。
もちろんぼんごにも行く
前回と握る人が違ったが、前回よりも厚みがある仕上がりだ。
左:トッピングランキング6位のホッキサラダ+焼きたらこ。ホッキ貝の食感と焼きたらこの風味の相乗効果でとても美味しかったのでまた食べたい。
右:明太クリームチーズをリピートした。同じ感想になるが、明太子の辛味と濃厚なクリームチーズがどちらも負けていない。米と海苔も負けていない。
寒い日に行ったのでどちらもそこまで並んでいなかった。真夏は自分も厳しいが、悪天候の時など、人が並びたくない日こそ行くべきかもしれない。