スフォリアテッラというイタリアのナポリ伝統のお菓子があるらしい。
マツコの知らない世界で絶賛されたそうで、今回購入したオスピターレのスフォリアテッラは通販で1年半待ちという張り紙がされていた。
1年半待っている人がいるのに焼き立てをたいして並びもせずに買えてしまっていいのだろうか…
スフォリアテッラとは
スフォリアテッラはパイのような見た目だが、バターを使用していないのでサクサクではなくバリバリとした堅い食感が特徴の焼き菓子である。
「ひだを重ねた」という意味の名だが、その名の通り何層にも生地が重なっていて、あまり他で見たことがない見た目だ。
池袋東武の催事で販売していた
実店舗は博多にあるが、催事で全国に出店しているようだ。
池袋東武のバレンタイン催事に出店している所で出会った。
バレンタイン限定のスペシャルチョコレートと、マロンを購入した。
マロンには栗がまるごと1粒入っている。
いざ食べてみると、パイ生地とは風味も食感も全く違った。
春巻きの皮を薄くした物を何枚も重ねているような食感だ。バターを使わない分、ラードを間に塗ってこの層を作っているらしい。
他では味わえない独特の食感がクセになる。
生地には甘味もなく、香ばしさと食感に全力が賭けられ、フィリングの味を引き立てている。
マロンは栗をたっぷり使って栗感が強くなめらかなマロンクリームに大きな栗が1粒包まれている。
スペシャルチョコレートは、私が食べた物はたまたまかもしれないがマロンよりも皮がサクサクしていた。中にみっちりとジャンドゥーヤが詰まっているが、甘すぎることもなく、あっという間に食べてしまった。
とにかく食感が楽しい。
博多バリバリ
一緒に販売していたお菓子、博多バリバリ。
スフォリアテッラは翌日までの消費期限だが、こちらは包装されているので日持ちする。
スフォリアテッラの生地を板状に焼いてピスタチオ味のチョコレートを挟んだ物だ。
見た目と商品名の語感で買ってしまった。
口に出して何度でも言いたい博多バリバリ。
食べ進めると周りから生地が剥がれ落ちていき、博多バラバラになってしまうが、スフォリアテッラ特有の食感を集中して楽しむことができる秀逸なお菓子だった。
催事情報を見る限りなかなか頻繁に都心で購入することは叶わなそうだが、次に購入する機会があった時は伝統のプレーンスフォリアテッラ(チーズとシナモン、ドライフルーツ)を食べてみたい。
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